繊細なサテン地を扱うことが多いので、針は細いものを使用しています。
縫い針は、クローバーなら「普通地用普通針5」、共通の表記としては「四ノ五・きぬくけ」。
待ち針も、細くて通りの良いドレスピンがオススメです。
針が細いので針穴も小さく、糸通しは必需品。
よく切れるはさみが一丁あると便利です。
生地を切ったりリボンの端を斜めに切って仕上げる時、ハサミが切れないと生地またはリボンが逃げてキレイに切れません。
ほとんどのキットはカット済の生地をお送りしますが、花等飾りの製作から行うキットでは生地をカットする作業があるものもあります。
アトリエでは、大きな裁ちばさみの他に、ピンキングばさみ,糸切り用の小さな握りばさみ,ロータリーカッターを使用しています。
裁ちばさみは、「一生モノだよ」と母から譲り受けた”庄三郎”のはさみを使用しています。
何度か研ぎに出し、確かに一生ものでした!
20cmと50cmの物差しを使用しています。
リングピローのような小物の製作には、20cm物差しが大活躍しています。
ステーショナリーの定規でも十分ですが、汚れをきれいに拭き取ってから使用してください。
定規の角などで生地を傷つけないように注意してくださいね。
1本あると便利です。
四角形のリングピローを作るときには、角を出す時にあると便利です。(菜箸で代用可)
握りが赤いのはクローバーので、最初に揃えるものとして適当です。
握る部分が正円でないので、作業台から転がり落ちることがありません。
握りが木のものは、クローバーのより先端がシャープ。
こちらは正円なので、時々作業台から転がり落ちます。
先端がシャープなせいか、気がついたら折れていたので、もう1本買い足しました。
角出しの時、中から押し出しても突き抜けないので、折れたものも道具の1つとして活躍しています。
しつけ糸を外すときにあると便利です。
リングピローは白い薄地の生地で作るので、しつけをかけた時はきれいに外さないと透けてしまうことがあります。
きれいに外せないことがたまにあり、そういう時は必要です。
大き目のものは力の伝わりが良く、先端が尖っていると細かいところまで届き、微妙に残ってしまった糸の繊維も取れるので便利です。
道具を整理&収納してくれるソーイングボックス。
学校教材のソーイングボックスを使っていた頃から、ずっとこんなのが欲しかった…。
恋焦がれて買った愛着あるソーイングボックス。
材料からキットを作る時は、たいていミシンが必要です。
アトリエでは、職業用の直線縫い専用のミシンと、縁をかがるロックミシン,刺繍もできる電子ミシンを使い分けています。
リングピローを作るには、普通の家庭用ミシンがあれば十分です。
直線縫いと単純なジグザグ縫いができれば大丈夫です。
ミシンがない方向けに
ミシンがなくても作れる手作りキット
のご用意もあります。
リングピローの製作ではほんの少ししか使用しませんが、ほんの少しのアイロンの手間を惜しまなければ出来上がりが数段アップします。
製作前に材料にアイロンを当ててあげたり、縫い代を倒してあげたり…。
必須ではありませんが、アイロンの効果は侮れません。
アトリエでは、白とオフホワイトの糸を使用しています。
絹糸は経年により黄ばみ、リングピローのサテン地は化学繊維なので、あえてポリエステルの糸を使用しています。
「ツルツル」のではなく、一見綿にも見えるポリエステルの糸です。
ミシン糸ですが、細くて滑りにくいので、リングピローの製作に適しています。
※この糸は耐久性はイマイチなので、洋服などの縫製には向きません。
色の糸は、絹糸を使用。金亀さんがお気に入り。
絹100%の糸は汎用性が高いので、使用機会が限られる色物の糸は金亀さんを使用しています。
リングピローの製作には、生成りのしつけ糸を使用しています。
しつけ糸は太いので、使用する箇所によっては細い縫い糸でしつけをかける時もあります。
色のしつけ糸は、糸の繊維が残ってしまうことがあるのでお勧めしません。
極少量の繊維でも、白の中では目立ってしまいます。